ブックタイトルHO2.vol118

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概要

HO2.vol118

 私たち司法書士は、親族を除き、全国で最も多く成年後見人等となっており、高齢の方々との接点を多くもっています。 高齢者の中には、身近に頼ることができる親族がおらず、死亡の届出、自身の葬儀や納骨、葬儀業者や寺社とのやりとり、市役所や年金事務所での諸手続などを誰がやってくれるのだろうか、と悩んでいる方がたくさんいます。「誰にも迷惑を掛けたくない、残った財産をあげてもよいから、誰かに死後のことを託したい」との考えをもっている人もいるのです。 静岡には、「寄附、遺贈」を推進することで、高齢者のみならず、障がい者、子育て、まちづくり、環境保全などの様々な地域課題に取り組む県下のNPO法人を財政的に支援することを目的として設立された「ふじのくに未来財団」という公益財団法人があります。私たちは「ふじのくに未来財団」が主催する各種セミナーへ講師派遣を行うなど協働しながら、高齢者が抱くその悩みに「遺言」を使って応えるべく日々研究、活動をしています。浜松支部 山本 幸則遺贈に関する業務研究グループの活動~高齢者が抱くひとつの悩みに応えたい~研究メンバーの後藤克教、杉山陽一、倉田和宏、山本幸則(左より)終活セミナーの様子 ①終活セミナーの様子 ②終活セミナーの様子 ③北澤良智(右側)9 vol.118 ホーツーあなたに寄り添う法律家静岡県司法書士会司法書士会の活動