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概要

HO2.vol118

特集2消費生活相談員資格取得支援講座 静岡県司法書士会では、消費者問題ネットワークしずおか(以下、「消費者ネットしずおか」という)が実施する消費生活相談員資格取得支援講座の講師を担当しています。支援講座とは、独立行政法人国民生活センターが実施する消費生活専門相談員の資格試験、この試験に合格することを目指すための講座で、学習塾の夏期講習のようなもの、といえばわかりやすいかもしれません。 試験は、民法、特定商取引法、消費者契約法、民事訴訟法、貸金業法、利息制限法、破産法、不動産登記法といった司法書士に比較的なじみのあるものから、クリーニング業法、家庭用品品質表示法、PL法、消費生活用製品安全法といった、あまりなじみのない(関連する案件を受けることが多くない)法律まで、かなり出題範囲の広い試験です。 講師は、多重債務や消費者問題に精通した司法書士が担当していますが、静岡県司法書士会が誇る講師陣をしても「講師を引き受けてから講座が開催されるまでの間、勉強に次ぐ勉強の毎日を過ごすことになりました」とのことでした。 平成21年から始まった本講座ですが、その後6回の試験対策講座が実施されました。また、「いきなり試験対策講座のレベルでは内容が難しすぎる。入門編の講座を実施してはどうか」という声を受け、平成22年に開講した入門講座の講師も担当しています。講義を通じて、あるいは消費者法を通じて今の社会を見つめ直す、この講座がそのような機会を皆さんに提供する場になることを願ってやみません。 多重債務関係で1問。不動産関係で1問。必ず出題されていますが、いずれも範囲は広く、もし体系的に勉強するとなると膨大な時間を費やすこととなります。しかし、いずれも試験問題で問われる知識は、基本的なものにとどまるので、落としてはいけないところだと考えます。小澤吉徳貸金業法、破産法、民事再生法利息制限法、不動産登記法宅建業法、借地借家法主な担当講師 この範囲での出題は毎年1問(5肢)と多くないため、勉強にどの程度ウエイトを置くかが難しいと思います。受験対策として法律の目的や趣旨を理解して、細かい規定に捉われないように勧めていますが、これって難しいですよね。宮内豊文主な担当 独占禁止法、景品表示法講師vol.118 ホーツーあなたに寄り添う法律家静岡県司法書士会10