ブックタイトルHO2.vol118

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概要

HO2.vol118

  私たち「叶」は、静岡県司法書士会業務研究委員会に所属する民事信託の研究グループ。 「親亡き後」をはじめとする福祉の分野における民事信託の活用を主なテーマに掲げ、複数の障害者支援施設におけるセミナーや相談会の開催、民事信託の仕組みをご紹介する機関誌「想い叶う」の発行などを通じ、民事信託の研究と普及活動に努めています。 「親亡き後」へ備える場合の受益者は障害を持つお子さんとなりますが、そうすると、やはり贈与税が心配です。 そこで、このケースでは「遺言信託」を利用しています。 遺言による信託の場合、信託の効力は遺言者である委託者の死亡によって発生します。死亡を原因として財産が移転する場合、贈与税ではなく相続税の課税対象となるため、税負担は贈与税よりもずっと軽減されるのが通常です。 また、このケースでは確実にお子さんのために信託財産が利用されていることを確認するため、法律専門家を「信託監督人」に指定しています。信託監督人を置いて受託者の信託事務を管理監督させることとすれば、信託制度への信頼感も高まりますね。 なお、このケースでは、必要に応じて成年後見制度との併用も検討しなければなりませんので、ご注意ください。私たちが支援します!!民事信託研究グループ「叶」(かなう)左上から小出洋史 小林真人 中川紅子  本木 敦名波直紀 白井淑美 野々垣守道 中里 功図-Fこんなニーズに…どう応える?●高齢の父母(自宅・賃貸物件・預金あり)●知的障害をもつ子の将来が心配委託者受託者受益者●自宅、賃貸物件、預金 を信託財産とする●健常者である子A(遺言信託)●信託監督人として法律専門家●知的障害者である子B●B死亡後の権利帰属者はA●自宅は生活の拠点に●その他は生活資金に親なき後問題への対応!「信託」の活用事例③ご相談・お問い合わせはこちらへ!!? 053-589-5745【 窓口担当 ・ 小 出 洋 史 】叶う 信託5 vol.118 ホーツーあなたに寄り添う法律家静岡県司法書士会